2013年の抱負

2013年の抱負 ドラッカー学会 大阪SG長 江木宏志

私がドラッカーの書籍を本格的に学び始めて5年目になります。2009年の暮れに「もしドラ」が発刊され、2010年、11年と続いた一大ブームは去りましたが、昨年は、生涯学習センターにてドラッカーに関する講座を担当させていただくことになったり、東日本大震災の復興支援への継続したボランティア活動が新聞に掲載されたりと、少しずつではありますが、着実にドラッカーからの学びに基づく実践活動が評価された一年でした。
自らをマネジメントし、その上で組織をマネジメントする。または、組織の一員として組織のマネジメントの一翼を担うために自らをマネジメントする。どちらにしても、知識社会、組織社会である現代社会で成果をあげるためのキーワードはマネジメントです。その知識社会、組織社会における一般教養である「マネジメント 基本と原則」を修得することは、混迷する現在の先進国社会においては必須です。最近の政治家が口癖のように使う「是々非々」という言葉なども、確固たる判断基準を持っていなければ実行することはできません。
そのために、ドラッカーが人類のために遺してくれた、自らをマネジメントするためのマニュアルである「経営者の条件」と、組織をマネジメントするためのマニュアルである「マネジメント」のノウハウを自ら学び実践することにより、マネジメントを修得するとともに、一人でも多くの人に伝え、自らはもちろん、社会に貢献する人材を排出することがドラッカーを学ぶ者の使命と考えています。
そして、ドラッカーを学んだ少しでも多くの企業が、利益は必要ではあるが、目的ではなく条件であることをしっかり認識し、企業の存在意義である事業の目的、目標に向かって社会のために貢献するという、ドラッカーが理想とした社会を実現するために尽力してまいります。
次のドラッカーブームがいつ来てもおかしくない今日の混迷する社会情勢において、本年も引き続きチャンスの前髪を掴むために、毎日ワクワクしながらドラッカーを学び実践する日々を積み重ねることは、私にとって最高の幸せです。

以上

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